コシノジュンコさんとの対談【2013年2月】
1. 二人の出会いは数年前のフランス大使館。
コシノジュンコ(以下コシノ)私たちの出会いは、6、7年前ですよね。フランス大使館。フランスはイベントに積極的で、ワインの会などによく招待されるのだけど、あの時はKRUGのChampagneのお披露目会だったのね。そこで慎太郎を初めて見かけて、なんか今までフランス大使館では出会ったことのない人がいる!と思って声をかけたのよね。ユニークな人は山ほど知っているけど、慎太郎は本格的にきれいにしていて、凄く目立つじゃないですか。ちょっと話をしただけでなんか気が合っちゃって、ね。
矢部慎太郎(以下慎太郎)そうなんですよ。
コシノね?もう10分ほどお話しただけなのに。
慎太郎「あなたマダム・バタフライみたいね」って言ってくださって。これがジュンコ先生からの最初の一言です。ナンパしていただきました。
コシノほんとナンパしたような感じ。で、さっそく(サロン・ド 慎太郎に)行ったよね。行かないとわかんないもんね。慎太郎っていう人がどこから来た人か。
慎太郎その前に西川の洋ちゃんさんが、「ジュンコさんとご飯行きましょ、紹介してあげる」って言ってくださっていた矢先だったんです。そしたら会っちゃって。あ〜!ジュンコセンセ〜って。
コシノそうそう。金子國義にしても、洋ちゃんにしても、私たちはそれぞれつながっていて、別々で会っていくのよね。
慎太郎そうなの、そうなのよ。不思議〜。
コシノそういうのは相性が合うというのが裏にあって、目に見えないだけ。気が付いたら目の前にいた!って。そういうことなんじゃない?
慎太郎ま、嬉しい。
コシノお互いにいつもお洒落をしてるから、じゃ私も頑張んなきゃって。そういう競い合いっていいよね。
慎太郎みんなお洒落ですもんね〜