金子國義さん

3. 先生、どんな絵を描きたいですか?

3. 先生、どんな絵を描きたいですか?

矢部慎太郎(以下慎太郎)先生、これから描いてみたい絵ってあります?

金子やっぱり人物。だって、海を描けっていったって描けないですよ。パンジーとかすごく可愛いから、お花も描きたいと思うんだけどね。そういうのはこれから少しずつ描いていきたいと思ってます。

矢部慎太郎(以下慎太郎)先生にいま描いていただいている先笄(さっこう)の舞妓さん。楽しみです。

金子「先笄(さっこう)」。あの芸妓になる前のね。いいよね。

金子先生と慎太郎

矢部慎太郎(以下慎太郎)そう、わずか2週間だけの限られた時間ですからね。

金子そう。本当に泣けてきますよね。

矢部慎太郎(以下慎太郎)昔だったらお嫁行く儀式みたいなものですもんね。お披露目の。今なら二十歳すぎちゃうらしいですけど、12、3歳で舞妓さんになって、16、7歳でもう芸妓さんだったらしいですよ。ほんとに子供らしいときに舞妓さんをして。大人になりますよっていう2週間があるから、ちゃんと大人になれるんですよね。いま、若者にそういうのがないから、ずっと子供だったりね。

金子そう、成人式も中途半端だし。着てるものもみんな変ですよね。

矢部慎太郎(以下慎太郎)振り袖もレンタルでしょう。本当は親子でね、こういうのを作りましょうかっていうのを、2、3年前からお話してね。おばあちゃんが作ってくださるから、じゃぁ金子先生お願いいたしましょう、なんてね。ところで先生のお着物、松の着物を作っていただいたから、次は桜と、菖蒲をお願いしますね。

金子菖蒲は時期がちょっとしかないでしょう。